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カストリ雑記

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6月9日とゴスロリと刃物とインターネットと私

「よ〜し!6/9はムック(バンド名)の日だ!久しぶりにムック聴いちゃうぞ!」と意気揚々とムックを聴きながらお散歩していたのですが、今日は6/10ですね!昨日のバイトで日付を書く欄全てに6/8って書いてた気がする。内罰的な気分に駆られた私は剃刀を手首に宛てがい…

ということはしません。あと今日が2016.6.10だと知って、ムックをよく聴いていた頃から干支が一周していることにも気が付きました。わ〜お。

私がムックをよく聴いていた頃というのは、私が一応入学して即辞めた(3回くらいは行った)高校に行っていた15歳の頃で、高校の最寄駅に大きなCDショップがあって、そこで「友達が死んだ日」「大嫌い」「君に幸あれ」が収録されたCDを買ったなぁとか思い出します。タイトルは忘れてしまったけど…。今27歳なので本当に一周ですね。今ではほとんどのCDを売ってしまったのですが『葬ラ謳』だけは手元に残しています。

その頃に、最寄駅のキオスクで週刊誌を立ち読みした記憶があります。ムックに関する記述が載っていたからです。
しかし、ムックというバンドそのものが世間から注目を浴びたからではなく、河内長野家族殺傷事件というゴスロリファッションを好むカップルによるカップルが家族を殺傷した事件の記事でした。
事件が起こったのは2003年の11月なので、しばらく事件は尾をひいていたのだなと。宮崎勤事件みたいなものなのかな。メインストリームから外れてるヤツらから一際ヤバいヤツが出たぞ!というのは、言い方は悪いけれど一種のエンタテインメントとして機能していたのかもしれません。テレビの「警察24時」とか「目撃ドキュン」とかそういうような立ち位置の。

ゴスロリヴィジュアル系リストカット、個人ホームページ。それらのワードは事件から半年以上経っても世間の興味関心をひきつけるものだったようです。そして、私は当時その全てに関係した身でもあります。私も彼女の個人ホームページを閲覧していましたし、リストカット写真を掲載するホームページを運営していました。そういったホームページによく訪問しメンヘラ個人ホームページの「ポエム投稿掲示板」に投稿しあったり、管理人同士で文通したりしました。多分、私は剃刀で手首切るくらいでは死なないと思うんですけど、小一時間「魔法のiランド…ジオシティーズ…魔法のiランド…ジオシティーズ…レタ交しませんか?…当方1x歳(常識あり…魔法iランド…」ってささやき続けられたらポックリ逝くと思います。

ムックの兄貴分であるバンド・cali≠gariは『東京ロゼヲモンド倶楽部』(『第7実験室』収録)の歌詞の中で「手首を切る練習が大好きで同性愛を夢見る少女」という文言で2000年代初頭のバンギャを表現していましたが、あの頃は世間からは白い目で見られても、一定の文化の中では“彼女たち”がアイコン的な存在であったんだなと思うと、12年の間に狭い文化の内側にも変化があるなと思う。と同時に思春期に聴いていた音楽は12年経っても変わらずいいもんだなと思う。12年…干支が一周かぁ…。

ムックの「前へ」という曲の歌詞に“もう充分自分を責めてきただろう あの日吐き出した言葉をここに埋めておこう 世界はたくさんの光に満ちています あの日それを全て遮るように塞ぎ込んだ 花は咲くでしょう また君のそばに”とあります。6/8と書き間違えた伝票や日報の数々について、明日謝ろう。