読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カストリ雑記

★twitterアカウントはこちらになります。@tkdtmm ★askはじめました。http://ask.fm/lechatblanc1123

ペッパイちゃんに、性はない。


「心と生きていますか?」を問いかける作品なんでないかしら。

> 「元々、日本は性的なものに対する豊かさがあった。それを最新のテクノロジーの塊であるペッパーでも形にしたかった」
というのは、昔ながらの日本の文化と現代の文化にはかなり差異があるような気がするので、同意しかねるけれども。

この作品の肝は「“ペッパーの悦びにはなっていないだろう”ということが容易に想像がつくところ」だと思います。お互いが“誰から”“誰に”をきちんと知っていないと、あんまり楽しくないと思うんですよ。こういうこと。

ロボットは個体は認識出来ても個性は認識出来ないのではないでしょうか。個体は表面的な特徴ですが、人の個性というのは表面的な特徴や属性ではなく、その人の機微であったり心の揺らぎにあります。そして、私たちはロボットに人の機微や、心の揺らぎが存在しないからこそロボットを信頼するのです。

言い方は悪いですが、こんなロボット何回か遊べばどうせ飽きる代物だと思うので、「飽きて、何の感想も抱かなくなってしまった時の喪失感」がこの作品の問いかけの答えなんだと思います。飽きるまで乳繰ればよいんじゃないですかー。

「自分の心と生きること」「相手の心を生かすこと」が性の本質だと気付かせるためのロボットなのではないかなー と私は考えます。
個体と個性、また、それを分かつ物とは。そこに探りを入れる作品だと思えば、こういう形もいいのかな と思います。

製作者の意図は知りませんが、私はそのように受け取りました。ペッパイちゃんを知った人が1000人いれば、1000体のペッパイちゃんがいるはずですから。