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カストリ雑記

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キレイな街、キタナイ街。

お久しぶりです。たかだです。
あと10日ほどで長かった春休みが終わります。
春休みに何をしていたかと申しますと、バイトとゲームです。
龍が如く0』をやってました。ちなみに、第5章から私が出演してますので『龍が如く0』をご購入された方は是非探してみてください。偶然の同姓同名ではないですよ!

ゲームの世界では神室町(龍が如くシリーズの主な舞台となっている歌舞伎町によく似た架空の街)で仕事をしているのですが、現実世界のたかだは色々な所でバイトをしています。
私のバイトは、一つの所に通うのではなく、毎回毎回勤務地が変わります。“ラウンダー”と呼ばれる販売員です。ここ最近は春休みということもあり、今まで行ったこともない場所に行く機会が増えました。
主に、神奈川県の新興住宅地です。特に埼玉県出身の私は、用事があれば神奈川県まで足を踏み入れずに、東京都内で用を済ませてきましたので、神奈川県はこの春休みのバイトで頻繁に行くようになりました。「行け!」と言われたら行く。そんな感じです。
とてもキレイな街でした。私の大好きな成城石井もあるし、てんやもあるし、駅蕎麦もある。
しかし、私はこの神奈川県のキレイな新興住宅地に行くと、とても不安な気持ちになるのです。
不自然に整い過ぎているためです。

私はまず駅に着くと、煙草の吸える場所を探します。公共の喫煙所でも、コンビニの前でも、こっそり吸えるような路地裏でも。仕事の前に一服したいので。
あー…煙草を吸うことがいいことか悪いことかと言われたら、健康にはよくないし、苦手な人も大勢いるし、“百害あって一利なし”と言われる所以も頭では理解していますよ。「好きな物が一つ増える。それもまた結構なことではないか。」とも思っています。ポイ捨てしなけりゃ。

…とまぁ、喫煙についての考えはここまでにして。神奈川の新興住宅地に到着するなり私は一般論の押し付けを感じてしまい不安になりました。
喫煙所のなさに、お誂え向きの健康を。
やたら開けた駅前に、『やましいことがないのなら、隠れる必要はあるまい』といった、警察の職務質問にも似た暴力性を感じます。
そして、『渋谷までx分、横浜までy分、東京駅までz分』を謳う高層マンションに住む、鞄はヴィトンだけどベビーカーはマクラーレンではない家庭に向けられた『中流の幸せってこれでしょ?』と言わんばかりの商業施設が街の顔として鎮座している様に、私は不快感を覚えました。無菌室のような街である と。
グラップラー刃牙』で、刃牙が勇次郎にパックのメカブを「体によはそうだから最近食べてるんだけど、多分色んな化学物質入ってるよね。」といいつつ、食卓に並べるシーンの
「うむ・・・防腐剤・・・着色料・・・保存料・・・様々な化学物質 身体によかろうハズもない。
しかし、だからとて健康にいいものだけを採る。これも健全とは言い難い。毒も喰らう栄養も喰らう
両方を共に美味いと感じ―――
血肉に変える度量こそが食には肝要だ。」 
という言葉が大好きでたまらない身としては、キレイ過ぎる“急ごしらえのワサビ田”のような街で人は育つのか?と思ってしまう。
『これが幸せの形。便利でしょ?違うかい?』と押し付けてくるようなこの感じ!
『この街をもっと住人にとって便利なものにしたい』というより『この街に人が寄り付くように』という思いで作られた街、お誂え向きの似非科学のような街!中流家庭の一般論の幸福論をベースにマジョリティの使い勝手よく作られた街!という感想を持ちました。
それが不快なのであればお金のある人はどこかへ引越すでしょう。しかし、それがない人は、マジョリティの幸福論に沿った街づくりがされているどこかに住み続けるほかないでしょう。新しい街なのに多様性を受け入れるような街ではない、言わば1990年代の『いい大学入って、いい就職して、いい嫁さん貰う』という幻想を未だに引きずる街に見えました。
 
便利でとてもキレイな街なのだけど、それが人の心を凌駕するほどの清潔さと、一昔前の幻想をまだ抱えてるような雰囲気に、気味の悪さを感じました。私はね。

ゴミゴミして、秘密のアジトを作れるような土地がなんだか健全な気がしました。