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カストリ雑記

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ネコのアイツとソドムの女

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タイトルは谷崎潤一郎『猫と庄造と二人の女』のパロディ。
元の作品は、飼い猫を愛でる庄造、庄造の心を繋ぎとめようと猫を引き取ろうとする前妻、猫に嫉妬し猫を邪険にする妻の物語。三者三様の心の動き、また支配や隷属を風刺的に描いた作品です。
タイトルの『猫と庄造と二人の女』は主人公の庄造からみた、重要度を表しています。『妻』という社会的なポジションを与えられながらも、庄造から見れば『“猫様”と自分以下の“二人の女”』でしかなかったんですね。猫可愛いよねー。

さて、今日のタイトルは
『ネコのアイツとソドムの女』
昨日、4年くらい付き合いのある男(38)に呼び出されました。愛猫家で、まぁ面白い人です。

で。半年ぶりに会いました。
『たかだに、重大発表があります!』
と。
『まさか…バンドマンの言う重大発表ってアレか?脱退か?解散か?』

『バツ1になりました!!』

…あらまぁ。
何でも『“女遊びも芸の肥やし”と浮気を容認してくれた元妻も、ここまで俺がソドミーな生活をするとは…と。バンド×仕事×女のコンボで夫婦生活が破綻した』とのこと。
私『え?結婚生活何年?』
友『3年』
私『ミサト(仮名)とは何年?』
友『7年』
※ミサト(仮名)とは?…ヤツが名前をつけて毎日抱いたTENGA。

…嫁とは3年で別れたそうです。
ところで、大切にしていた猫の親権は?と問いかけたところ『元妻にある』と。
猫について問うた後、彼は『これで何にも縛られない生活が送れるようになった』と言いました。
今まで会ってた時、散々猫の話してたくせに。猫が好きで好きでしょうがないと言っていたくせに。
猫の話はこれで終わりました。これだけで。

さて、タイトルの『ネコのアイツ』これどういう意味?『猫とアイツ』じゃないの?と皆さん思われたでしょう。
『アイツ=ゲイじゃないの?』と。思いますよね。

彼は四国から上京してきました。
その上京ストーリーの中で
『上京したての頃、二丁目でウリ専やってた。お金の為に。』
と言いました。
しかし、実際に二丁目に行って『オススメのお店連れて行ってよ。バーじゃなくていい。ラーメン屋でも。』と言うと急にしどろもどろに。

(ん?もしかして…今までの話、フィクション?)

そう思いました。私の腐女子エピソードをたんまり語った後に、前述の言葉。そして、しどろもどろ。
その後、会話を重ねる中で、彼は他にも見え透いた嘘をたくさん吐きました。
『2ちゃんの“石川梨花はうんこしないスレ”あれ、俺が全部立ててる。』『高級クラブに勤める嫁が、COACHの120万の鞄を客に貰って帰ってきた』と発言しました。
石川梨花はうんこしないスレのPart1Xを立てたのは。あなた、全部立ててないよね。
COACHにその価格はない。むしろ、高級クラブ嬢にCOACHを選択する人、しかもCOACHなんぞに120万使う人なんていない。
2丁目、2ちゃんのスレ、120万…あ、メッキが剥がれてきたなと。
本当は一時期好きでした。するすると言葉が出て来て、面白かった。私が嘘に気付くまで、話に整合性があった。話してたら、楽しかった。
でも奥さんがいるし、他に関係を持っていた子も可愛い子らしいし。私は何も言いませんし、態度にも表しませんでした。
すみません。嘘をつきました。
言えなかったし表せません でした。コンプレックスの塊みたいなヤツですからね。私。
『ライブの打ち上げ、1人じゃ寂しいから来て』だなんて。もっと他にいたじゃないか。華になる子がさ。あんたの話によれば。なんで私なんだ。

そしてね、日に日に整合性に欠けゆくヤツの話のトドメ!昨日ヤツはあれだけ愛していたのことを邪魔者扱いしました。

私は思いました。
彼は架空の自分しか愛していないんだ と。
猫も女も愛しちゃいない。ついでに、自分のことも。
自分が吐く嘘にかためられた自分が好きなんだ と。
すごく遠慮がちに接していたけれど、なーんだ、取るに足らないヤツだな と。
ユーモアに溢れた人だけれど、空想の中の自分に酔い、空想の自分を売る寂しい人。
私の目にはそう映った。
がっかりした。
『ぶっ飛んでるけど、読書好き』っていう共通点から仲良くなったけど、本当に言葉が、文章が好きなら、嘘吐かないでよ。知らないことは知らないって言ってよ。破綻した話を聞かされるの、辛いし時間の無駄。

『ネコのアイツとソドムの女』
彼はきっと、空想の中に存在する“山あり谷ありな自分”を愛し、自分の空想の中の“理想の女”に自由に翻弄されたい人です。きっと。
愛したものは、結局は自分だけ。
そりゃ、嫁に逃げられますわ。

ソドム、ソドム と言いますが、ソドムってなんだ?にお答えします。うろ覚えの知識で。
旧約聖書に出てくる性に乱れた街です。
エレミヤ書だったか、エゼキエル書だったかに出てきたかな!
でねー、ソドムの街がなんかの差し金で滅ぼされようって時に、
とある夫婦が『逃げなさい、でも決して振り返ってはなりません』って御告げを受けて、家族で逃げるの。
でも、旦那か嫁か忘れたけど振り返っちゃうんだよね。忌むべき存在のソドムの街を。
真っ直ぐ行けば、今よりいい生活が出来るのに。
振り返ってしまったが故に、塩の柱になりました。

ヤツはやたらと『ソドム』という単語を使いました。
ヤツは『ネコの俺』に酔う節があるから、その場しのぎの、中2っぽいいい感じの単語に酔う傾向にあるのでしょう。
ヤツはソドムの話の結末を多分知らない。
『ソドムって何?どうなったの?』
と尋ねても、
『聖書に出てくる性に乱れた街だよ』
しか言わなかった。
私、知ってたよ?

家族を持った身の上なのに、ソドムから脱出する覚悟がないから、振り返って塩の柱になったんでしょうね。
振り返った先に本当にソドムがあったかも謎ですが。
“飛んで火に入る夏の虫"の如く、自ら塩の柱になっていました。滑稽ですね。

『猫と庄造と2人の女』
は、猫を女の自分の利の為に振り回されたことで、逆に庄造が猫に愛情を注いで、猫への隷属を知らず知らずのうちに誓ってしまう という結末です。
『ネコのアイツとソドムの女』
この物語は、自分の嘘に振り回され、その中で自分の嘘に支配されていく自縄自縛の男の話になるでしょう。それはそれで面白いですが。

あなたのオチは読めました。サヨナラ。(読了)